充電終わったらキスしよう





まあでも仕方ないかもしれない。

1年も2年も、3年も然りだろうけど、後半になるにつれて難しさは増していくし。

前半よかったけど後半欠点って人もきっと珍しくないと思う。

12月の期末とか特に。


現に、


「あーんもーうまったくわからなーいよおおお!!」


……とか嘆きながら頭を抱えて課題に額をぶつけている未来さんが居るわけだからね。

前にも言ったけど未来さんは何気に頭いい。

特進クラスに居る上に今までのテストは80以上が当たり前だったし。

なんだかんだ勉強できるし、テスト前になると頑張っているようではある。

しかし今回は強敵が多いらしい。


「……もうヤダ…数学やらない…今回数学捨ててやる……古典やる古典…」

「それがわからん。古典もムズイのに古典やりたい未来さんが分からん。」

「数学ってさあ…なんていうかほら、数字を見ただけで拒否反応出ちゃうって言うか?」

「ろくにやってないお前が何を言ってる。」

「うるさいわね。古典は言葉がふつくしいじゃない!ふつくしいじゃない!」

「えそれって大事なことなの?」

「そうよ、とても大事なことなのよ」

「そうか。知らなかった。じゃあ数学やろうか。」

「断る!」


完全に数学は諦めたモードの未来さんであった、まる。



――ガチャッ。


未来さんがもくもくと好きな分野の勉強を始めたので、あたしが教えることもなくてゲームを再開しようとしたとき、部屋のドアが開いた。