充電終わったらキスしよう






「……んでーこうなるわけですが、おわかり?」

「なるほど!」

「さすが。」

「わからん!」


持っていた参考書を思わず未来さんに向かって投げたら避けられた。

あたしの周りに居る人はだいたい反射神経よすぎる気がするんだが気のせいか。

もしかしてあたしがこうやって攻撃するからか。

そうなのか。そうなんだな。

自重しよう。


「えーだってさあキョウちゃん!これこの時ここにあるじゃん?」

「うん。あるね。」

「それがなんでこっちに来るわけ?え?バカなの?死ぬの?」

「まあまあそんなイライラしないで聞いてくれ。」


いい加減わからなさすぎてイライラが募ってきている未来さんの目は現在大いにおすわりになっている。

そろそろ発狂してもいい頃合いだ。

あたしは自分が答えをわかってしまっているので、どうしてここがこうってわからないのかうーんって感じなんだけど、それを上手く教えられるかっていうそこが腕の見せ所ってヤツだ。

いやあたしが腕見せたところで意味なんて皆無だけどね。教師目指してないしね。

と思っているあたしの前では、


「……ハル、なんでわかんないの。」

「わかんないものはわかんないの!」

「じゃあもう一回公式見て、これに当てはめていって。」

「当てはめ方がわからない……」

「……ハル。あんたさあ、どうやって高校入学したの?」

「今すごい本気で聞いてるイントネーションだったよね!?そうだよね!?」


今あたしとノアのシンクロ率を測ったらたぶん400%はざらだったはずだ。