充電終わったらキスしよう






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そうして、お母さんのアンドロイドが作られたのは1ヶ月後。

出来上がってすぐ、本当のお母さんと入れ替わったらしい。

理由は簡単。

本当のお母さんが、もう、限界だったからだ。


もちろん最初はお父さんも反対した。

けれどそれは、お母さんの説得で丸め込まれてしまったらしく、だから今、お父さんもちゃんとアンドロイドのお母さんを認めているんだなと思った。


そして泉が戻ってきた理由。

言わずもがな、お母さんがアンドロイドになったからだ。

何かあった時では遅いと、前に居た研究所を引きとめられながらもなんとかやめて、こちらに戻って来たらしい。

家事ができるようになっていたのも、本当はお母さんの代わりにできるようにと身につけておいた方がいいと思ったからのようで。

「お前がそんなことを考えていたなんて明日地球が崩壊してもおかしくないくらいだな。」といつもの調子で言ってやったら笑顔でプロレス技かけられた。


なんだ。

あたし、全然平気じゃん。


そう思ったら、すべてが何事もなかったかのように廻りはじめた。

お母さんはアンドロイドになってしまったけど、慣れてるし。

あ、いやでも、充電じゃないからまたいろいろと教えてもらわなきゃならないかもだけど。


あーなんだなんだ。

あたし今、すごい元気になってる。


前向きにやってかなきゃ、本当のお母さんに逆に心配かけそうだし。



そうだ、がんばれ、朝倉京。