充電切れのアンドロイド特有の、あの、機械のような冷たさ。

充電切れの、アンドロイドの。

アンドロイドの。


アンドロイドの――。




「……あぁ……」


小さく呻いた。

お母さんの冷たい手に額を擦りつけるようにして、項垂れた。


怒り狂いたい。暴れたい。

泣き喚きたい。叫びたい。


すべての感情が一気に押し寄せ、落ちて行く。

そうして力が抜けた。

もうなんの言葉も、感情も出て来なかった。


どうして、なんで。

それだけが、脳内をぐるぐると駆け巡った。

どうして、なんで。どうして、なんで。どうして、なんで。どうしてなんで。


どうして――……







……――アンドロイドなの、お母さん。