充電終わったらキスしよう





あたしは口を閉じる。

ノアはあたしを見ている。


「……そういうことだよ。」


小さな声でノアが言う。言いながらゆっくりと腰を上げる。

立ち上がりながらこちらを向いて、あたしの居るベッドに片膝を乗せた。

何事かと思っていたら、ノアの右手があたしの額に伸びてきた。

ひんやり、冷たい手が。

触れる。


少しの静寂。



「……もしかして。」

「なに。」

「熱測れる能力までコピーしてんのお前。」

「当たり前。」


アンドロイド恐るべし。

変なところまで同じにしなくてもいいだろうと思ってしまうのはきっとあたしだけじゃないはず。

あたしは額にノアの手のひらを感じながら口を開く。

視線は、見上げる形になってしまうのが癪なので逸らす。


「っていうか、さっきの話を要約すると。」

「うん。」

「ノアがあたしの心配をしていることになるけど大丈夫か。」


少し間が開いた。