充電終わったらキスしよう





ノアは携帯のような充電方法、弥生さんは太陽光での発電、充電。

そして藍さんは水、すなわち水力発電だろう。

電気と違ってすぐに発電から充電ができない、自然の力を使ったアンドロイド。

だからたぶん、充電にかかる時間の方が長いのだ。

けれど切れるのもまた、早い。


藍さんは自分の膝の上で、両手をきゅっと握り締めた。

視線はずっと、その手の上。


「……どうして、驚かないのですか?」


それ、聞かれるだろうと思っていた。

あたしは頬杖をついたまま、夕暮れから夜に変わる空を見上げる。

綺麗なコントラストだ。


「……居るんです、あたしの周りにも。アナタみたいなアンドロイドが。」

「え……」

「ひとりはあたしの後輩で、身代わりやってる性格のクソ悪いノアってヤツで。もうひとりは友人のお姉さんです。変な関西弁喋るヘビースモーカーです。」

「お二人もいらっしゃるのですか…!?」

「あたしはアンドロイドを寄せ集めてしまう人間なのかもしれません。」

「えぇ!?」

「…………。いや冗談ですから。」


でも、それにしたって多すぎだろう。

あたしの周りにはどうしてこうもアンドロイドが集まるんだ。

類は友を呼ぶっていうけどなんだ、あたしがアンドロイドみたいだって言うのか。

なるほど、未来さんがあたしのことを“冷血”だと呼んでいたのはこのことか。

違うか。