「ねえーちょっと、きみ聞いてる?」
前方に立ちはだかったこの野郎共3人がうざい。
ここは物理で殴るべきか。
いやでもショッピングモールの中で喧嘩したらめんどくさいことになりそうだしなーくっそくっそ。
っていうかお前等は一体なんなんだ。なんで見ず知らずのあたしに話しかけてくるんだ。
そんなイライラが若干募ってきたところに、
「うわ、キョウちゃんまたナンパされてるし…」
どこの誰かも不明な3人の後ろから、買い物を終えて戻って来たらしい未来さんの声が。
ピンチ。
「え?さっき言ってたお友達?」
3人の中の一人が振り返り、未来さんを見つけてそう言う。
未来さんはキャピッ☆という仕草で首を縦に振る。
おいやめろ。
「そうでぇーす☆その冷血美人さんのお友達でぇーっす☆」
「冷血美人ってなんだよ。」
「へえ〜お友達も可愛いじゃん」
「じゃあさ、もう2人とも一緒に遊んじゃわない?」
「えーどうしよっかなぁ☆」
そんな茶番をしているヒマなどないのだよ未来つん。
時は一刻を争うのだよ未来つん!
いや“未来つん”とか言ってる時点で一刻も争えてない。
あたしはスチャッと立ち上がると、野郎共3人を押しのけて前へ出る。


