充電終わったらキスしよう





「あのさ、きみ一人?」

「いえ、ぼっちじゃないっす。」

「うそーだって誰も一緒じゃなくない?」

「友達待ちなんで。」

「じゃあ待ってる間一緒遊ばね?」

「疲れてここ座ってるんでやめときます。」

「えーでも一人でつまんなくない?」

「いえ別に。」

「いいじゃん、ちょっと遊ぼうよ」


めんどくせぇ。

さっきからあたしはぼっちじゃねっつってんだろしかもこっちは疲れてここ座ってんだってまず見てわかれよ理解力ねぇなお前等ついてるその目は節穴か!!

と、思わず手前の一人にアッパー食らわせそうになったその時。


「あ、これ、とても可愛いのです!」


後ろの方で聞き覚えのある声と言葉遣いが聞こえてきたのでハッとした。

振り返って確認すると、数メートル先の雑貨屋の前、藍さんの姿があった。

どうやら店の前に置いてある指輪を見つめているようだ。

しかもその隣には、


「……スーさんじゃないっすか…」


なんと我らが担任、鈴木のスーさんがいらっしゃった。


やべぇ。

このまま未来さんが戻ってきたら確実に見つかる。

未来さんに見つかったら最後、あのお二方がどんな拷問(※質問攻め)に遭うのかわかったもんじゃない。

というわけであたしはこの場を離れなければならないのだがしかし。