充電終わったらキスしよう





掃除機を引っ張ってきてコンセントを挿し込み、スイッチを入れてリビングのゴミを吸い取る作業。

相変わらず掃除機の音はうるさいので、それをいいことにあたしは絶賛考え中。


なんかさっきからムカつくのだ。

いや、泉と2人で家を掃除っていう時点でそうなるだろうってことはわかっていたけれども。

でもその予想は、あたしがほぼひとりで掃除をする羽目になるんだろうなっていうもので、今この状況でイライラしなきゃならない予想ではなかった。

じゃあなんでイライラしてんだって話だ。

泉に全部仕切られてるせいもある。

まあ、当然ヤツの方が年上っていうか兄貴だし、あたしよりしっかりしてもらわなきゃ困るのは困る。

けど何よりもムカつくのは、知らない内に泉の方があたしよりも家のことができるようになっているってところだと思う。

認めたくないけどヤツは今、あたしよりできてる。

あたしの方が女子なのに、とかそういうことじゃなくて。

そういうことでイラついてんじゃなくて。

たぶん……なんだろう……。


……なんだろうなー。




……やめよう。

考えるのってやっぱ苦手だ。

あたしの性分に合ってない。

っつーかどうでもいいわこんなん!

泉にイライラしてんのは常日頃からの通常運転だろJK!


というわけで早々に考えるのをやめたあたし。キョウちゃんってばさすがである。