というわけで説明の部分はここでは省く。
この間弥生さんに会ったのはノアだということとコイツが今箱のままティッシュ持ってるのは風邪じゃなくてって言う話とか、かくかくしかじか。
まあ弥生さんもアンドロイドなので、この間会ったのがアンドロイドだと暴露しても別段驚きもしなかった。
「へえ~そうやったんかー。あ、チャーハン作るけど食べる?」
こんな感じである。
そんな弥生さんの言葉にいち早く反応したのは言うまでもなく未来さん。
「は!?ちょっともう材料無駄にすんのやめてよね!!」
「昼飯作れ言うたんはテメェやで未来!!」
「お姉ちゃんが料理クソ下手なのは知ってたけどあれだけ丸焦げにされたチャーハン見たらなんか命の危機さえ感じたからもういいわよ!!」
「ウチかて丸焦げにしたくてしたんとちゃうんやで!?そういう風に作られてんねんからしゃーないねん!!」
「インプットし直してもらった方が将来のためよ、お姉ちゃん」
「ええ加減ウチもそう思うわ」
「……あのーなんならあたしが作りますけど。」
「え、キョウちゃん料理できんねや!?」
「まあ普通に。」
「あー見えてキョウちゃん何気にあたしより料理できるから」
「へえー。ほんなら作ってもらおうかな」
「はあ~…これでやっとお昼ごはん食べられるー」
……あたし何しにここ来たんだっけ。


