と思いつつ、あたしの方にすり寄ってくる春人をベッドの中に押し戻す。
コイツは弱っていると更にくっついてくるので困る。
まあいいけどね別に。
「はいはい、ちゃんと布団入って」
「……んー…」
「んーじゃない入れっつってんだろ」
「……せんぱい…」
「なんだい」
「……さむいです…」
「布団に入れ。」
「……ヤです…」
「…………。」
「……いっしょに寝てください…」
「断る。」
甘えタイムに突入した春人をムリヤリ布団の中に押し込んで、上から毛布を頭までばふんと被せてやる。
弱っているところ「も~しょうがないなあ~」とか言いながら優しくしてやるほどあたしは甘くはないのだ。
服の裾引っ張られてここに居座ったヤツがなに言ってんの(笑)って感じだけど別に気にしてない。
目の前の毛布がもぞもぞ動いているのを見ながら、あたしは押し戻すために持ち上げていた腰を、椅子ではなく、ベッドに下した。
……まあ、一緒に寝てやる甘さはないけどこれくらいの優しさなら持ち合わせていなくもないです。
とか言ってみる。


