「キョウちゃんはいつ見てもキョウちゃんやなあ」
「……はあ、そうですか」
「泉のヤツはこんなええ子を妹に持っててうらやましいわあ」
「いえいえそんな。アイツがクソ兄貴なだけですよホント。」
「あははっ!ホンマキョウちゃんはオモロイなあ」
笑う時はホント面白そうに笑う弥生さんは、きっとアンドロイドの中で“成功”の部類に入るのかもしれない。
人間の身代わりとして自然なのだ。
笑い方も性格も過ごし方も全部。
だから未来は気づかなかった。
もし弥生さんがノアみたいな特徴を持っていたら、確率は低いかもしれないけど、気が付いたはずだ。
弥生さんはひとしきり笑った後、ふとあたしの家を見上げた。
「……なあ、ここ、未来……居るやんな?」
居ます。
……と、答えていいものか否か。
返答にちょいと困ったあたしは「えーっと……」と答えを濁す。
しかし弥生さんはまたも笑って、
「あっはっはっ!ええねんええねん!わかってる、未来がここに居ることくらい、もう知ってんねんから!」
「……はあ。」
「そろそろ一週間なるやろ?ええ加減なんとかせなあかんやろ思てなあ」


