充電終わったらキスしよう





「38度。アウト。」

「え、なに、アウトってなに……?」

「ハルは家に帰ること。」

「えぇッ!?」

「38度もあって授業出られるの。」

「うっ……でもテスト近いのに……」

「大丈夫。代わりに俺が出るから。」

「入れ替わるの!?学校で!?」

「服のサイズ全部同じだから問題ないでしょ。」

「いや春人が言いたいのはそういうことじゃないと思う。」

「けどそうしないとテストヤバいんでしょ、知恵熱出すくらい焦ってるクセに。」

「うぅっ……」


なんかちょっと春人が可哀想になってきたあたしである。

ノアとの口喧嘩は春人じゃ勝ち目ないだろうに……。

というわけで勝者決定。

同時に入れ替わるのも決定。

ついでにあたしが春人を桜井家に送り届けることも決定。




*****




結局あたしはそのまま家に帰ることにした。

何故なら、桜井家に春人を送り届けてから学校に戻ろうとすると到着時刻が午後4時近くになるからである。

あと少ししか授業がないのに数十分かけて学校に戻ることが私的に意味ない気がしたので迷うことなく家路についた。