充電終わったらキスしよう





あ、いや、言いたいことはわかる。

うちに泊めろってことを言ってるんだってことくらい安易にわかる。理解できる。

でもコイツ今なんて言った。

“今日から朝倉家に泊めて”って言ったよな。


な。



「ムリ。却下。」

「ヒドイッ!キョウちゃんがそこまで南極並みの冷たさだなんて思わなかったッ!」

「南極並みの冷たさってそれ普通に凍死すると思うんだが。」

「泊めてよお願いホント一生のお願いなんだから泊めてキョウちゃん心の底から泊めてお願いッ!!」


あたしが手刀を振って却下したにも関わらずに引こうとしない未来さんはさすがというかなんというか。

っていうかここ教室なんだからもうちょっと静かにできないのかとかそんな冷静なことを考えてしまうあたしはマジで南極並みに冷たいのかもしれない。そろそろ凍死する。

けどまあ、たぶん今の未来さんには引くという脳がないと思うのだ。

だってほら、背中に背負った大量の荷物が本気だってことを示してるわけだしね。

ここはあたしが折れるべきなんだろうかと薄々の思考転換をしつつも、とりあえず。


「……えーっと、とりあえず教室を出よう。話はそれからだ。」

「なによ逃げる気!?」

「いやちげーよ。」


今の未来さんにまともな会話を求めるのは間違ってたかもしれない。