充電終わったらキスしよう






*****




「……太陽光発電タイプ、かな。」


あたしが弥生さんのことを事細かに説明すると、ノアは少し考えてからそう言った。


「太陽光発電…」


そういえばいつか、ノアが教えてくれたアンドロイドのタイプにそんなのがあったような気がする。

試験的に作られたらしいアンドロイドの充電機能は、まだまだ定まっていないということがうかがえる。

ノアはあたしが復唱した言葉にうなずいて、自分の尾てい骨あたりから伸びた尻尾にも見える充電器のコードを持ち上げて続ける。


「たぶん、その弥生ってアンドロイドは充電が必要ないはず。現に充電してるところを見たことがないから、未来は気が付かなかったんだと思う」

「隠してたかもしれないじゃん」

「……あのさ、あんた伊達に俺の充電してるわけじゃないよね。」

「ええ、まあ。」

「じゃあさ、わかるだろ。充電切れかけのアンドロイドが、自分で充電できると思う?」

「…………。なるほど。」


言われてみればそうかもしれないっていうかそうだわ。

充電が切れかけてるアンドロイドさんは自分じゃ何一つできなくなるんだから、ましてや充電を自ら行うなんてそんなことできるわけがない。

事実、このヘタレロイド・ノアはさまざまな場面でさまざまな形であたしを焦らせ&困らせ&怒らせてくれたわけだし。

思い出したら若干のイラッと感が否めない気がしてきたけど落ち着け自分。今はそれどころじゃないのだよ。