充電終わったらキスしよう





「……未来」


あたしが答えるように名前を呼ぶと、未来さんは一瞬固まって。


「……ぶふっ」


何故か吹き出した。


「あははははははhげっほごっほッ!!」

「…………。」

「キョウちゃん!?マジでキョウちゃん!?うわありえない何その格好ずぶ濡れじゃんバカじゃないの!?一瞬誰だかわかんなかったわ!」

「…………。」

「えっていうかなんで居んの!?なんでそんなずぶ濡れなの!?」

「…………。」

「ってか超迷惑じゃない!?その格好超絶迷惑じゃない!?」

「…………。」

「しょうがないなあ、あたしがタオル貸してあげるからついてきなさいよ☆」


病院の待合室で大爆笑してるお前の方が大迷惑なんじゃないかと思ったことは言わないでおこう身のためだ。

未来さんはひとしきり笑った後、あたしにタオルを貸すと言って背を向け歩き出す。

どこに向かっているのかはわからないけれど、とりあえずついていくことにした。

あたしもあたしで、この格好はさすがにないなと思っていたところだ。


皆々様が唖然とあたし等を見ているその痛い視線の中を平然と歩いて行く未来さんについて行きながら、あたしはその小柄な背中に尋ねる。