結局最初から最後(?)までうちの兄貴がなんの仕事をしているのかは不明なままだったんだけど、でもまあ弥生さんが楽しんで仕事してるんなら別にいっかっていう。
たぶん未来さんも弥生さんがなんの仕事してるのか聞いてないんだろうなと思う。
ぼそぼそと「でも楽しい仕事ってどんなんだろうねえ」ってつぶやいてるから絶対そうだ。
それから未来は持っていたシャーペンを机にバンッと叩き置いてから、グーッと伸びをした。
「ふいー!終わったー!」
「お疲れ。人の解答写しただけだけどお疲れ。」
「書き写すのも疲れるのよ。そんなことも知らないなんて…これだからキョウちゃんは……」
「いや問題解く方がよっぽど疲れるからねお前。」
「キョウちゃんが言うと説得力ないから。だって5分で全部解いちゃうしー」
「そんなこと言われましても。」
「ねえねえキョウちゃんってIQどれくらいなの?200とかいっちゃう?それ以上?えそれ天才の域越えてない?ねえキョウちゃんってなんなの神なの?」
「残念ながら一般ピーポーだ。」
「じゃあキョウちゃんのお兄さんは?おんなじくらい天才なの?神なの?」
「あたしより頭はいいと思うが神は神でも疫病神だな。」
「ねえ朝倉家はなんなの?天才の集まりなの?」
「いやだから一般ピーポーズ。」
「なんなの朝倉家ってホントなんなの外見もよくて頭もよくて運動もできるってなにそれズルいわ!!っていうかピーポーズとかいう複数形あった?ねえあった?」
「プリントが終わって暇だからっていちいちあたしに絡んでくんな。」
「バレちゃったテヘペロッ☆」
コイツうぜえ。
いや未来さんがうざいのはデフォだったごめん知ってた。


