「っていうか勉強中なんであっち行ってください。」って言ったらスーさんは「すみませんでした…」と言ってあたし等の席から離れて行った。
なんかあたしもごめんなさい。
未来さんは自分のプリントに向き直ってニヤニヤと笑う。
「なんかさっ、キョウちゃんと一緒に居たら全体的に無敵な気がするわっ!」
「嫌な友人第一位の称号を与えよう。」
「あらありがとう(ハート)」
コイツマジで滅すればいいのに。
と思いつつ(否、念じつつ)あたしは椅子の背にもたれかかって、土砂降りの外を見つめる。
教室内は電気がついているにも関わらずに薄暗く、みんな数学を解き合ってて騒がしいのに雨音でよく聞こえない。
今日は確かに、朝から天気予報も雨だって言ってたし。
この地域は大雨に注意してください的なことも言ってたし。
帰るのダルイなーとか思いつつあくびしてたら、未来さんが「あ、そういえば」と声をかけてきた。
あくびをし終えて涙の滲む視界で見た未来さんは、自分のプリントにあたしのプリントの答えを絶賛丸写し中だった。
爆ぜろ。
「……なあに、人の解答丸写ししてる浜田未来さん」
「あのさあのさ、ウチのお姉ちゃんのことなんだけどー」
「あえてのスルーかよキサマ。」
「なんかねー、結構働かせてもらえてるっぽいんだよー」
プリントに関することは全体的にスルーするつもりらしいので諦めた。


