って脳内で最初に出てきた言葉がそれっていうあたしはどんだけ女子力低いんだろうか。
今この状況下ではもっとこう“え…?それ、どういう意味?”みたいな乙女的展開を見せなければならなかったんじゃないだろうかとか考えてる時点で自分マジ終わってる。
とかそんな脳内と見せかけて実はちょっと「!?」ってなった。
あのノアが…なにを言ってる…なんか言ってる…!みたいな。
でもたぶんあたしの表情はいつも通りなんだと思われる。
感情が表情に出にくいことに定評のある朝倉京、現在高校2年生。どうでもいい。
そのいつも通りの表情でノアを見上げていたら、ヤツはケロッとした顔&口調で。
「……って、ハルなら言うかも。」
どうしよう今ものすごくコイツにアッパー喰らわせたい。
「……あぁ、うん、そうだね。とっても。」
「ミャーコ、手がグーになってる。」
「あははさすがアンドロイドクンよく気が付いたねお礼と言ってはなんだけどアッパー喰らわせてもいいかな。」
「言っとくけど、俺似合ってないとは言ってないから。」
「そうだねそうだったねしょうがないからグーでパンチくらいにしといてやるよ。」
「アッパーとそれって何が違うの。」
「殴る場所が違う程度なんじゃないの。」
「っていうかなんでそんなに殴りたいの。」
「無性にムカついたからじゃないの。」
「じゃあ“ミャーコその髪型すごく似合ってるねかわいいよ”って言えばいいの。」
「なるほどお前はあたしに喧嘩を売ってるらしいな。」
ついさっき“コイツ何気にいい印象の方がうんぬん”って思ってたけどそんなことを考えていたついさっきの自分をフルボッコにしてあげたいよ割りと本気で。


