充電終わったらキスしよう





「あーっとね、あの人ね、未来さんのお姉様。」


手っ取り早くっていうか簡単すぎだろって感じの紹介をすると、ノアはちょっと首をかしげて「…未来」と復唱。

どうやら未来さんのことを思い出せないらしい。

アンドロイドのくせに記憶力が悪いんだろうか。一発でインプットしてほしいところである。

……いやそういえばノアと未来さんはほとんど顔を合わせてなかったんだっけか。


「えーっと、あたしと一緒に居ることが多いちょっといやかなりうざいJKさんだよ。」

「……あぁ、あの人。」


今のあたしの説明で未来さんを思い出すノアもどうかと思う。

まあ事実だからしょうがない。


「ヤツのお姉様だよ。」

「……なるほどね。」

「納得するだろ。」

「うん。」


ここに未来さんが居なくてよかったと心の底から思うミャーコさんである。


それよりも雨の中結構な時間立ち話をしていたからか、若干鼻水が垂れてきた。

これくらいで風邪をひくあたしではないのだがしかし、用心しておくにこしたことはないので早々に帰りたい所存。

というわけであたしが何も言わずに足を進め始めると、傘を持っているノアも自然、隣を歩き始めた。