「キョウちゃんさ、なんかええバイト知らへん?」
「……はあ。バイトですか」
あれアナタ今から面接に行くんじゃなかったのかしらあれお姉様あれ。
というあたしの考えがまたもや理解できたのかそんなわけないんだろうけど弥生さんは苦笑を浮かべた。
美人さんが雨の中タバコを片手に苦笑するという図がこんなに絵になるとは思わなかった。
お姉さんマジお姉さん。
ってあたしは男子か。
「……まあな?たしかにウチは今からバイトの面接に行くねんけどな?」
「えぇ。」
「高確率で落ちんねん」
なんですって。
こんな美人さんを落とすとはどういうバイト先なのかしら殴り込みに行っても大丈夫かしらってだからあたしは男子かっつーのね。
とうとうここまで女子力が下がってしまったのかあたしは。踏ん張れ自分。キョウちゃんは女子なのよ。キョウちゃんは女子なのよ。
大事なことなので以下略。
だからなんであたしの脳内はこうも騒がしいのかわけがわからないよ。


