充電終わったらキスしよう





「…ええよなあ若いって。ウチとかもう20歳越えてんねんで?そろそろ20代も後半やしそら結婚も考えるわなあ。そんな時に彼氏と別れたウチの心境どないかわかる?なあなあ、わかるかいなキョウちゃん」

「いえあの、」

「いやね、ええのよ別に。キョウちゃんにめっちゃ美形の彼氏が居るんは別にええのよ。勝手に幸せなってたらええんよ。けどなあ、この前アンタウチに彼氏居らんて言うてたやん?嘘つかれたらさすがのお姉様もちょっとは腹立ってまうわあ」

「ですからねその、」

「っちゅーかなんやねんこの超絶美少年。こんなん人間ちゃうやろどこのアニメから出てきてんのホンマうらやましいわキョウちゃんッ!!」

「コイツは別に彼氏じゃなi」

「勝手に幸せなっとけやボケェッ!!」


聞いちゃいねぇ。


浜田家の娘さんはなんなのあたしの話を聞かない主義なのそうなのマジなのそういう性質なのガチでちょっとそれなんてイジメ。

終いにはなんかあたしキレられてますしね。どうしたらいいんですかね。

スライディング土下座でもしちゃいますか。そうしますか。


っつーか。


『お前もなんとか言えよおいそこのヘタレアンドロイド。』

『なんで俺が。』

『いやお前も十分関係あるからね。自覚しようね。』

『ヤダよめんどくさそうだし。』

『同意せざるを得ない。』

『とりあえずがんばって。』

『お前にはもはや何も期待などしていない。』


(※以上、アイコンタクトでした)