充電終わったらキスしよう





流れでペコリと頭を下げた、その直後にガッシと弥生さんがあたしの肩に腕を回した。

酔っぱらいが絡んで来た的なノリですね。

でも話の内容的には酔っぱらいノリっていうかむしろ男子ノリですね。


「っちゅーかなんやねんキョウちゃーん。アンタこの前ウチに彼氏おらんて言ってたはずやでー?」

「ええまあ事実ですからしょうがn」

「ほんなら聞くけど、このお隣さんなんやの?え?キョウちゃん?」

「…………。」

「キョ・ウ・ちゃ・ん?」

「…………。弟です。」

「リア充爆発しろ。」


モロバレな嘘をついてみたらツッコミ通り越して凄まじく冷たい視線と共にそれだけ言い放たれました。

ガッシと肩を掴まれて逃げ場なし。

なんだろうか、あたしは浜田家の娘さんたちに殺される運命にあるんだろうか、なんなんだろうか。

未来さんもよく殺気立ってますしね。よく殺されかけますしね。恐ろしいですね。

っていうかたいてい殺されかけるのが春人orノアが関わってる時なんだけどどういうことなんだろうか。この2人はあたしにとって疫病神なんだろうか。


だとかなんだとか脳内でつぶやいているあたしなど知ったことではないらしい弥生さんは、あたしの肩をギリギリと掴んだまま目線明後日でぶつぶつと。