まあ、あたしも久しぶりに兄貴と乱闘できたのは楽しかったっちゃ楽しかった。
久しぶりに叫んだよホント百倍でお返ししたいくらいには楽しかったよマイブラザー。
そうだね、金属バットでフルスイングしたいくらいには楽しかったねカッコ足の間カッコ閉じる。
「ミヤコーミヤコさーん」
「……なにかしらマイブラザー」
「なんかすっごい殺気立ってるけどちょっといいー?」
「あらなあに。」
「これ」
泉はそう言うと同時にひょいと“何か”を放り投げた。
自然、あたしは放り投げられた“何か”をキャッチする。
手の中に収まったそれは、あたしの携帯電話だった。
「…なんで泉があたしの携帯持ってんの。」
「俺が持ってたんじゃなくてーミヤコが置いてったんだっつのー」
「どこに。」
「リビングーちなみに鳴ってたからかけ直してあげてねー」
「そんじゃー」と右手をひらひらさせながら、泉はあたしの部屋を出ていった。
リビングに置きっぱなしにしてたらしい携帯が鳴ってたから起こしにきたのか。
もっと普通に起こしてくれたらいいと思うよお兄様。
まあウチの兄貴に限ってそれはムリか。アーメン。


