「すんません俺も用事が!」「そういえば俺も!」「ウチのばあちゃんが帰ってこいとお告げを!」「お前ンちばあちゃん居ねぇだろ」だとかなんだとか、とにかく帰りたい(女子から逃げたい)らしい野郎共の苦しい言い訳を女子の皆さんは「さて、どこ行こうか!」で一蹴。
ウチのクラスは女子の方が大変強いようです。
それを見て笑いながら、未来さんは走って帰っていった。
あたしも帰りたい。
いや別に未来さんが居ない空間がちょっと寂しいから帰りたいなとか思ったわけじゃないからホント違うからマジで。
しょうがない行くか…と、先に歩き出したクラスメイトの後ろをついていっていたあたしは、校門のところに見慣れた人物を発見した。
「あ、キョウちゃんの彼氏だ」
「ホントだ彼氏だ」
「もしかしてこのあと予定あったのキョウちゃん」
「爆発してしまえよキョウちゃん」
「あの朝倉に彼氏が居たのか…」
「いや別に悔しくねーし」
「俺の彼女は恥ずかしがりやで画面から出てきてくれないだけだし」
「奇遇だな、俺の嫁もだ」
「毎日毎日液晶が邪魔だ」
「あんた等ホントかわいそうだわ。」
「なにゆえここまで話がズレるの意味わかんねえよお前等神か。」


