さっきの休憩所…じゃなかった、車の一時停車場から、しばらく歩いたところまではよかった。
たっぷり休憩したおかげか、春人もちゃんと歩いてたし。
が、しかしだ。
説明が“しばらく歩いた”から“結構歩いた”という具合になってきた頃から、隣を歩いていたはずの春人がどんどんあたしの後ろを歩くようになってきた。
おーっとこれはマズイんじゃないでしょうかー。
と、あたしが思うより早いか否か、あたしの足がまたもやガクンとなったわけだ。
とどのつまりはあたしのリュックの紐が引っ張られたという話。
まあそうなるよねーと何も言わずに再び歩きだし、今に至る。
ここまで綺麗に前後に並んでると電車ごっこでもやっている気分である。いやそんなのんびりした遊びやったことないけど。
電車に乗っていると突然爆破が起き、どこぞの闇組織が乗り込んできたところにあたしが新たな能力を発揮させ、そこで凄まじい戦闘開始!
…的な厨二病設定なら喜んでやろうと思う。
自分マジ痛い子すぎて風景がセルフエコノミー。
って、あたしが持病を炸裂させている間にも後ろのリュックはどんどん重くなっていくわけですが。
もしかして春人クンはあたしにマトリックス的なアレをやって欲しいんだろうかそうなんだろうかなんなんだろうか断ってもいいだろうか。
まあできなくもないけどする必要性を感じないよねっていう。
だからどうしてあたしはこうも話がズレていくんだっつーの。戻れ。一刻も早く。


