*****
「……えーっと、春人クン」
「…………」
「桜井春人クーン」
「…………」
「あのーキョウちゃん先輩ちょーっと重いなあ」
「…………」
「後ろに体重かけられまくってちょーっと歩き辛いなあ」
「…………」
「…………。」
「…………」
「手嶋センセーこの子どうにかしてくださーい」
「…す、すみませんっ」
手嶋先生まであたしの声が届くわけないのにちょっと脅すとすぐに謝る春人。
は、現在あたしの背中にあるリュックの紐を握って辛うじて歩いている状態。
ホントもうアナタいくつよって感じで足が上がってないのでリュックを頼りにされているあたしにとってもかなりツライ状況。
背中がエビ反るエビ反る。
ちゃんと前向いて歩きたいというのに後ろに体重かけられまくってるモンだからなんかあたしめっさ上向いてる。
上を向いて歩こう的なポジティブ精神?
アホか。


