充電終わったらキスしよう





あたしはいつまでも乗っけてるモンじゃないなと思いつつ頭から冠を下ろす。

間近で見るとホント丁寧に作られてる。

これ売ったら高い値つかねーかなとかそんなこと思ってない断じて。


「それと、桜井くん、どうする?もし具合悪くなりそうなら、少し車に乗っても大丈夫よ~?」


先生ぜひあたしもっていうかさり気にあたしは乗せない的な聞き方だったよね何気ショックだよねいいし別に頑張って歩きますし泣いてなんかないですし。

雑草ブチブチ引っこ抜いてるけど別にいじけてなんかないですしホント全然気にも留めてないですし。

右手がそろそろ雑草臭してきそうだなってくらい雑草引っこ抜いてるあたしの隣で、春人は首を横に振った。


「いえ、大丈夫です!キョウちゃん先輩と一緒に歩きます!」

「そう~?それならいいのよ~、頑張ってね~!」


手嶋先生あたしおなか痛いんです車乗せてください!って挙手しようとして寸前で止めたあたしって偉い。誰か褒めてくれ。

遠足とかホントめんどくさいめんどくさいこんな歩いてなんの意味があるんだ意味わからん遠足ダルイマジダルイ。

っていうのが本音ですね。出不精なあたしにはツライ。

でもまあ、


「じゃあ、先輩っ、俺頑張るんで、一緒に歩いてください!」


とか春人が言うので、あたしだけだらけてちゃダメだなーと思い直す今日この頃。

やべえこれ確実に大人の階段上った。あとこのおかしすぎる思考回路が治ればもう一段上れる気がする。「ってことはもう上れないんじゃね(笑)」とか言ったヤツ上等だ表へ出ろ。

あたしが一番思ったわちくせうっ!