充電終わったらキスしよう





「あらあら、まあまあ。可愛いお姫様ね~朝倉さん」


の~んびりした声に遮られてせっかく開いた口も閉じる羽目になってしまった。

顔を上げると、すぐそこに車が止まっていて、運転席から手嶋先生が顔を出していた。いつもの笑顔だ。

しかもすっげーナチュラルにそれはもうナチュラルすぎて大自然もビックリなくらいにナチュラルに“お姫様”って言われた。

埋まりたい。


「あ、手嶋先生っ!」

「あらあら、桜井くんこんなところに居たのね~!体調崩してるんじゃないかと思って探してたのよ~」

「すみません…でも、キョウちゃん先輩が一緒に居てくれたので、全然大丈夫です!」

「まあまあ、そうだったのね~。朝倉さん、いつもありがとうね~」

「…いえ…別に…慣れてるんで…」


頭に花乗っけるのが慣れてなさすぎて硬直してるとかそんなこと言えない。


「あ、そうそう、朝倉さん~。急に列から居なくなったって、鈴木先生が心配してたわよ~?」


スーさんマジゴメン。


「あー…すんません何も言ってなくて。別にどこかで倒れてるとかそういうわけじゃないんでそう言っといてくれますか。」

「了解しました~」


まあスーさんのことだからあたしのことを心配してるんじゃなくて急に消えたから神隠しとかそういうのが怖くて怒ってるとかなんかそんな気がする。