しばらく三つ葉を漁りまくって、何故か四つ葉通り越して七つ葉見つけちまったよどういうことだよ四つ葉どこだよあたしに幸せは来ねえってかくそうコノヤロウごめん知ってた!と七つ葉を三つ葉の群れに思い切り投げ込んでやったのと同時に、
「できた!」
という春人の声が後ろから聞こえてきたので振り向いた。
目線の先に居た春人は、片手にシロツメクサの冠を持って、もう片方の手であたしに手招きしていた。
あたしは四つ葉を探してちょっと離れたところに居たので、再び這い這いで我が後輩(オトメンかもしれない人)の方に向かった。
近くで見たシロツメクサの冠はなんていうかもう売ってしまえよってくらいには綺麗な出来だった。コイツプロか。
「よくもまあこんな綺麗に作れますわね。洋服綺麗に畳めないくせに。」
「うっ……そ、それとこれとは別です!」
「ふぅんへぇほぉ。まあいいけど。」
「キョウちゃん先輩ひどいです…」
「あたしからひどいを取ったら何が残る。」
「優しさですっ!」
「お前は天使か。」
間髪入れずに即答されたのでキョウちゃん先輩マジ感涙。
この子前世は天使やで…。
ってなんかあたし哀愁漂ってるね。戻ってこようね。
どこぞの楽園にでも飛んでいきそうだった思考を手繰り寄せていたあたしは、不意に何かが頭に乗った気がしたので目線だけを持ち上げた。


