で、そのあたしには絶対似合わないっていうのが、シロツメクサで作る冠的なアレ。
なんでそんな乙女チックなものが作れるのかしら春人クンたら。
……え、もしかしてお前……オトメンか?
まあ外見が女子なあたしより女子っぽい春人なので違和感がないといえばそれまでなのだが。
「…ってーか、なんでそんなの作れるの?」
「小さい頃母さんがよく作ってるの傍で見てたんです」
「小さい頃から女子力皆無だったあたしに女子としての威厳はない。」
「はい…?」
「春人はアレだよね、鬼ごっことかけいどろとかかくれんぼとか缶蹴りとかフットベースボールとか崖のぼりとか木登りとかブランコから飛び降りるとかうんていの上を歩くとか川で遊ぶとか森で探検するとか勝手にたけのこ取って近所の人に追いかけまわされるとか(以下自重)とかそういうのをやったことがないんだろうね。」
「…きょ、キョウちゃん先輩はそんな遊びばかりしてたんですね…」
「ご近所では有名なクソガキでした。」
「でも違和感ないです!先輩らしくて!」
「えーっとそれはどういう意味かな春人クン。」
「ご、ごめんなさい良い意味で言ったつもりだったんですけどごめんなさいっ!」
「いや、うんまあ知ってるけど。」
どんだけ一緒に居たと思ってんだと言いたい。
でもそれを本気で言おうとは思わなかったので、その後は口を閉じて、三つ葉のクローバーの中から四つ葉を探そうと下をじーっと眺めることにした。
こんなのんびりした時間を過ごしていていいんだろうかと一瞬は思うのだけれどもすぐにまあいいかに落ち着くキョウちゃんってばダメ人間。


