で、あたしはまた誰に喋りかけてるんだろうねっていう。
あたしのこの無駄すぎる思考のおかげでだいぶページ数食ってんだけどそれってどうなのあたし黙ってた方がいいのそうなのそういうことなのっていうかむしろ語り手があたしじゃない方がいいんじゃないのとかそんな。
とりあえず黙ろうね。
「……えーっと、なんだい春人クン」
「あ、ポカリ、ありがとうございました!」
「いいえ。ってかそれあげるから返却しなくてもいいのよ。」
「え、いいんですか…!?」
「うん。あー、それとこれもあげる」
あたしは今の今まで忘れていた例の凶暴系女子高生さんからいただいた飴ちゃんをポケットから取り出す。
ごく自然に右手を差し出した春人の手のひらにその飴を置いた。
「…飴ですか?」
「そうそう。未来さんから」
「え、未来先輩からですか!?」
「あ、大丈夫。毒は盛ってないから、たぶん。」
「いやそういうわけじゃなくて」
「お礼ならあとであたしが言っといてあげるからまあ食べろよ。」
「お願いします、ありがとうございますっ!」
またもやお礼の言葉を口にする春人クン。
とある身代わりヘタレロイドさんも見習ってほしいところである切実に。


