そんな可愛い時計を買う前に自分の中身と言うか恐ろしい性格をどうにかしてみたらいかがでしょうかと思ってしまったのはあたしだけじゃないはず。
口が裂けても言いませんけど。
未来はガリッと飴ちゃんを噛み砕いてあたしを見る。
「そろそろみんなバラけてくる頃だし、1年の列に紛れ込んでもいいんじゃないかしらー」
「なんですって。」
「ってか後ろの列に春人クン居ないならもっと後ろでしょ?ぜんっぜんバレないと思う」
「はあ、そうすか。」
「あとねー、春人クンに会ったらその飴ちゃんとポカリの薄めたヤツとかあげてね。塩分大事。」
「お前は神か。」
「女神様とお呼び。」
ほざけ。
と言ってやりたかったがなんだかんだ未来さん天使なので言わないでおいた。
あたしはくるりと回れ右をして、2年の列を離れる。
「さようなら女神様アリガトウゴザイマシタ。」
「棒読みかよキサマいい度胸だコラ飴ちゃん返せッ!」
「だが断る!」
ゆっくり歩いて一番後ろまで行くつもりだったのだがしかし道端の石を握って投げようとしてくる未来さんから逃げるために結局全力疾走してしまいました。
未来さんはそろそろ通報されてもいいレベル。


