そんな恐ろしいJK未来さんは、飴をもぐもぐしながら「あ、わかった」と目を細めてにんまり笑う。
「アレでしょ、後ろの1年生が気になるんでしょそうなんでしょ。」
「それ否定したとして、あたしはどうなっちゃうのかしら。」
「未来さんの手が首を絞めまーす☆」
「全力で通報したい。」
「黒髪イケメンを捕まえるまでは警察にも捕まらないんだからね!」
「なにそれもこわい。」
「ってかちゃんと否定しないってことはー…やっぱり春人クンでしょ」
にんまり笑顔で言われると例えそれがホントでも否定したくなるのは何故だろうか。
あたしは体操服のポケットに手を突っ込みながらうなずく。
「うんまあそうだね。」
「へえ~キョウちゃんがねえ…ふう~ん…うひょひょ」
「えなにそれきもい。」
「なんですって!ピッチピチのJKにきもいとは何事かしらキョウコさん!」
「あーうんもうどうでもいいです。」
「よくないわよ!ぜんっぜんよくないわよ!キョウちゃん、あたし綺麗?」
「なにその口裂け女的なセリフ心の底から怖いんだけどお前ちょっとそのなんていうか首絞めるのやめrぐっは」
「あら、ごめんあそばせ。」
「つーい熱くなっちゃってーテヘペロッ☆」とペコちゃん的な顔をする未来さんがそろそろトラウマになってもいいレベル。