不承不承と、あたしはため息交じりにそのうるさi…お口ミ〇フィーちゃんにしてほしい感じのJK未来さんへと顔を向ける。


「…あたしの名前はキョウコじゃねぇっつってんでしょーがミライさん。」

「そんなことどうでもいいのよってかあたしの名前はミライじゃねぇよ。」

「おいなんだよこのコント。」

「っつーかあたしの質問に答えろキョウコ。とことん無視りやがってキサマ。」

「だからあたしの名前はキョウコじゃnすんません答えます。」


鷲掴みにされたままの首に回る手がぐぎぎと力を籠め始めたので了承。

なんであたしはこんな恐ろしい友人を持ってしまったのだろうかと頭を抱えてしまう今日この頃。割と本気で。


「えーっと、なんだっけ。飴ちゃん?あ、結構です。」

「あげる気もさらさらないけどね!」

「なにそれひどい。」

「ってか重要なのはそこじゃなくて、なんでキョウちゃんがこんな後ろの方歩いてんのかなってところだよ。」

「あー…………。気分。」

「嘘がつけないキョウちゃんはとってもカワイイと思うヨ。」

「目が笑ってない人に言われても怖いだけだからやめてあげて。」


ようやく首から離れそうだった手が再び絞まり始めたのでキョウちゃんはそろそろ逝くフラグです。

この話が「京が未来に殺されたから終わった」っていう結末にならないように頑張りたいと思います。

未来さんマジ怖い。