手嶋先生は再びのろのろと手刀を切って「いいのよ~うふふ~」とノンキに笑った。
この先生最強すぎてどうしよう。
「あ、それよりも早くご家族の方呼んできてあげて~朝倉さん。充電しないと危ないんでしょう?」
「あああそうでしたすんません行ってきます」
思い出したように言った手嶋先生に頭を下げてから、あたしは戻ってきた床をもう一度踏んでラウンジを出た。
その足で車へ向かうと、待ちくたびれたのかなんなのか不明だが泉は思いっきりリラックス状態で寝てた。
音楽かけて運転席の椅子を引けるとこまで引いて背を斜め45度くらいに倒して足を組んで寝てた。
助手席を開けて呼ぼうと思ってたあたしはその光景を見てちょっと考えて運転席に回りドアを開けて足を上げてとりあえずまあ踵落としなどしてみた。
寝てるところに致命的な一撃を喰らわせるのは人としてダメな気がしたので腹ではなく組んでる足の上に一撃。
さすがの泉も寝てるところ避けられるはずもないので今回は素直に攻撃を受けることになった。
ざまあ。いやなんでもない。
「おい起きろ泉。お前の出番だ。」
「…ホント怖いわこの妹ーもっと優しい起こし方とか知らないかなー」
「お前に対する優しい起こし方などありがたいことに持ち合わせていない。っつーわけで起きろ。」
「うわーなんかすごい起きたくないんですけどー」


