充電終わったらキスしよう





そう思いながら、ノアから手嶋先生へと視線を移す。


「…えーっと、春人の親が迎えに来るの時間かかりそうだったので、代わりにウチが迎えに来ました。連絡してなくてすみません」

「あらあら、そうだったのね~。全然いいのよ~」


どこに居ても何をしていてもこの人はきっとこんな感じなんだろうな…。


「…で、えっと、春人はその…?」


いつ倒れたのかとかどういう状態なのかとか(まあ状態はわかりきってるけど)を聞こうと思ってそう口にすると、先生はさすが長年保健室を担当しているからか、意図はすべて把握済みなようで。


「そうね~…んー…倒れたのはご飯のあとだったかしら~…」

「それまではなんとも…?」

「ううん、それまでもちょっと辛そうだったわね~…何度か声をかけたんだけど、“大丈夫”の一点張りだったから…」


無茶をしやがってこのヘタレロイドめ。


「そうですか……」

「うん。この教育合宿、強制参加が多いから、毎年こうやって倒れる子が出てくるのよ~。ちょっと考えなきゃよね~」


朗らかに笑みを浮かべながら、手嶋先生はそう言う。

ちょっとどころかものすごく考え直してほしいです。

まず入学して一週間くらいに合宿をするという鬼のような発想から改めた方がよろしいかと。