充電終わったらキスしよう






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連絡は春人からだった。

と言っても春人が直接学校側から連絡をもらったのではなく、桜井家マザーから回ってきたらしい。

まあたしかに、家に連絡して春人が出たら大変な事態になりそうだったから、そこら辺を桜井家一族もきちんと考えていたようだ。


「迎えはこっちが行くから」と伝えると、春人は「俺も行きます!」とかド阿呆発言してきたから全力で止めた。

「お前が来たら意味ないだろ何考えてんだキサマドッペルゲンガーで死にたいのか。」と脅したらしぶしぶと行った様子で「すみません…」って謝ってた。

ドッペルゲンガーで死にたいのかとかそんなね。もう2人とも顔合わせてるのにね。何をいまさらね。


そんなわけで、現在車内にはあたしと泉しか乗ってない。

後ろに何か乗り込んでるかもしれないけどそんなこと考えたらただのホラーにしかならないから後ろは見ないことにする。

だってね…今走ってる道ね…山道だからね…。

耳元で「死ねばよかったのに…」とか言われたらもうどうしようかと…。

裏拳かますだけじゃ済まないよね…もう全身全霊でフルボッコだよね…って違うね…。


「マジでこんな山ン中にあんのかよー?」

「地図にはそう書いてある。」

「この先崖だとか言うなよー落ちる寸前で止まってさー耳元で“死ねばよかったのに…”とかマジ勘弁だわー」


考えることは同じだった。