「朝倉てんてー、わかりませーん」
「そうか。がんばれ。」
「ここまで解いてあげたんだからちゃんと教えろよ友人の苗字ド忘れしたクセにキサマ!」
なんという理不尽さ。
「…はいはいわかったからそのなんていうかシャーペンで人の鼻ブッ刺そうとかするのやめてあげてね死んじゃうから。」
「断る。」
「そこ断るってなにそれこわい。」
「まあいーや。んでんで?ここからどうすればいいの?」
キョウちゃんはそろそろ未来さんに殺されそうでとっても怖いです。アーメン。
っていうかあたしそんな悪いことしてないはずなのに神様とやらはイジワルだわ……。
……おっと鳥肌が。
「…えーっと、ここからこうやってこうしてこうすんの。」
あたしは口ではテキトーに言いながら、傍にあったシャーペンでノートの端っこに問題の続きをきちんと書いていく。
それを見ながら未来さんは「おー」と感心したような声を上げる。
どうだすげーだろウヘヘっ。ごめんなさいなんでもないです。
未来はあたしが書いていく答えをじーっと眺めながら、何故かため息をつく。
答えを教えてさしあげているというのになにゆえため息をつかれなければならないのかあたしにはちょっと理解できない泣きたい。


