なんていうかあたしってヤツはどんな時でも脳内通常運転すぎて困る。
「……で、えーっと、どこだっけ」
「だからーここ!キョウちゃんが課題やってきてくれてたらノート貸してくれるだけでよかったんだけどね!」
もう何も言うまい。
「ってなわけなんでー、ハイ教えて!」
「まずは自分でやってみるというところから始めようか。」
「朝倉てんてー、全体的に意味が分かりませーん」
「むしろ土へ還れ。」
「いいじゃん教えてくれるくらい!キョウちゃんならできるでしょ!」
「…うんまあすでに解けてるっちゃ解けてるんだけど答え教えたら負けな気がする。」
「サイッテーうわキョウちゃんマジサイッテー」
「自分で解く気ないからってあたしに答え聞いてくるようなお前に言われたくはない。」
「しょーがないなあ…じゃあ途中まで解いてあげるからわかんなくなったら教えろよね!」
「えなんでお前そんな上から目線なの教えてもらう分際で。」
どこまでもマイウェイを突っ走る未来さんはあたしの言葉などてんで無視してノートにシャーペンを走らせ始める。
いつか言った気がするけどこの高校は進学校で、しかもあたしと未来さんが居るクラスは特進クラスなるものなので、未来さんだってやろうとすればフツーにデキル子なのだ。と思う。
とか言ってる傍から未来さん結構問題解けていらっしゃいますがあたしに聞く理由はあるんだろうかと。
……あ、シャーペンが止まりました。どうやら詰んだようです。


