「っていうかあたしの祖国はここよ日本よ黄金の国ジパングよ!」と宣言しつつ持ってきていたノートをいそいそとあたしの机に広げる未来さん。
なんか予想がついた。
「ねえねえキョウちゃんちょっとお願いがあるんだけどね?」
「現在ハマダミクさんからのお願いは受け付けておりません。ピー」
「あー、もしもしキョウちゃん?未来だけどーあたしの苗字忘れかけてたから確認したんだってことはモロバレだからそこらへん覚えておいてね☆」
「すみませんなんでしょうか。」
「さっすがキョウちゃんわかってるぅ~!(↑)」
語尾が綺麗に持ち上がった未来さんってばマジ怖い。
ミヤコマジ怖いわーとか言ってたどこぞのクソ兄貴に未来さんを会わせてやりたい。
あ、ダメだわ未来さん絶対猫被るわダメだわ意味ないわ。
で、そんな影の帝王ハマダミク(レベル9999)は、
「今日あたし当てられる日だからー、ここ教えて欲しいんだよね!」
ノートと一緒に広げた教科書の問題を指さしながら、それはもう女神のようなニッコリ笑顔でそう言った。
想定内すぎるっていうかもうむしろドストライクな展開でした。
こわいわー未来さんマジ怖いわーなんでさっき苗字の確認とかしちゃったんだろうって心の底から後悔するわーもう未来とか苗字なしでラストまで行けばよかったんじゃねーのって思ってまうわー自分喋り方ウチの兄貴になってるしマジウザいわーホントウザいわーあんなヤツ滅びればいいのにーってか話ズレてるよねーそろそろ黙ろうねー。


