充電終わったらキスしよう





「……時に春人。」

「え、はいっ?」

「土日挟んだとしてお前の熱は下がるのか否か。」

「さ、下がります!」

「まあ当然ムリだよねっていう。」

「キョウちゃん先輩ホントひどいですってば…」

「だってまだ37度以上あるじゃん。3日は軽く続いてんだし、あんたのことだから一週間は続くと見て間違いないと思うんだけどどうかしら。」

「あう……」


半泣き状態の潤んだ瞳でこっちを見てくる春人がなんていうかもうホント飼い主に遊んでもらえなかった犬にしか見えないんだけどあたしちょっとホント病院行ってくる。

っつーかもう病院が来い。


「…ってことなので、合宿行くのはたぶんノアになるよ」

「別にいいけど…」

「いいけど、なによ。」

「充電どうすんの。」

「…………。運動しなければいいと思うよ!」

「それって俺行く意味あんの。」

「ないな。」

「…………。」

「そんな人を蔑むような目でこっち見んな。」


折れたペンを投げつけたら簡単に避けられてしまった。

コイツただモンじゃねぇ。(※アンドロイドなので当然)