そんな後悔をしつつことの始まりとか言ったら大げさなんだけどなんで科学準備室に来たかと言う成り行きでも説明しようと思う。
充電挿し込み口見つかるまでの暇つぶしにでもと思ったんだとかそういう理由。
スーさんから科学準備室の鍵を受け取ったのち、3時限目あたりまであたしはまっとうなハイスクールライフを送っていた。
(半分以上を睡眠に費やしていたとか言えない。)
けれどその後。
4時限目に入る前、突然制服のポケットに入れてた携帯が震え始めたわけだ。
電源切らずにマナーモードにしてたのはあたしの携帯には一日平均5件くらいのメール(4件が携帯会社からのメルマガ残り1件が家族)しか来ないからなのであるがまあいい。
で、こんな時間になんだこのクソメルマガ野郎とか思ってしまったのはそっと心の内にしまって携帯を取り出してメール確認…
…した瞬間にぎょっとした。
『from 春人』
なんで今頃アイツからメールが来るんだい。
え、なに、まさか死にそう…?
熱が上がったのかまさかそんなまさか朝あたしが脅したせいで熱が急上昇したのかそんなバカなごめんちょっと土下座してくる。
とか言ってないでメール開こう。
本文見ないと何が何だかさっぱりわからないじゃないかそうだ内容を見よう。


