充電終わったらキスしよう





抓られてヒリヒリする頬を擦っているあたしに、抓った張本人未来はしきりに「ねえなんかあったの?ねえ何があったの?オトナの階段上るのキョウちゃん拒否ったの?マジで?そうなの?そのまま非リア充に来ない?ねえ来ない?」とか言ってくる。

なにゆえコイツはあたしにオトナの階段上らせようとするのか。

っつーかもうしつこすぎてこっちが飽きてくるんだけど現在進行形であたしは非リア充だよ。非リア充だよ。

大事なことなので2回言ったんだよ聞けよJK。


人の話をとことん聞かないことに定評のある未来さんがそろそろうるさすぎることになってきたので全体的に華麗なスルー。

未来のおかげであたしのスルースキルがどんどんアップしていくよありがとう嬉しくない。


まあ、あたし一人の問題なら、アンドロイドのことを未来に話してもいいかなとは思う。

でも今あたしが知ってるアンドロイドの話は、あたし一人の話ではないのだ。

軽々しく公言していいわけがないので、とにかくはぐらかすことに決めた。


「ねえキョウちゃんねえねえキョウちゃん聞いてる?」

「聞いてる聞いてる。」

「聞いてねぇでしょうが聞きなさいよっていうか教えなさいよ何があったのよねぇちょっと」

「え何なんなのお前今日ものすげぇ絡むキャラなの?えそうなの?」

「絡み系キャラ的な?」

「なにそれこわい。」

「じゃなくて教えろって言ってんでしょーがおいこらキョウコ!」

「っつかそろそろスーさん来るから席戻れよ。あとあたしキョウコじゃねーよ。」


「そして俺はスーさんじゃねーよ。」