「あら、キョウちゃんごきげんよう」

「はあい未来さんごきげんよう」

「心なしかシャンプーの香りが違う気がするのだけれど気のせいかしら」

「1メートル離れてるのにアナタの嗅覚はどうなってやがるのかしら」

「しかもお隣には背景も霞む美少年が一緒じゃないの。」

「そのままお前も霞んでしまえ。」

「仲直りしたのん?」

「そもそも喧嘩してないし。」

「あらそう。なあに、朝帰り?」

「聞こえ悪いことを言うな。」

「否定しないとこ見ると事実みたいねー」

「否定する必要性を感じないので。」

「え?なに?」

「…………。」

「“非リア充(笑)がなんか絡んでくるんですけど-”って?」

「…………。」

「リア充爆発しろ!!」


「“絡まないから一緒に登校してくればいいじゃない”とか言ってたのはどこの誰だよお前だよ。」


以前、この眼前に中指立てて親指下に向けて地獄へ落ちろのポーズをしている随分と癇に障る人物JK未来さんが実際に口にした言葉をぶん投げてさしあげると未来さんは「ケッ」とそっぽを向きました。

どこの小学生。