充電終わったらキスしよう





これはもうぶっ殺s…ぶっ壊すしかないと思った、のだがしかし。


「……せんぱー…」


とかいう間の抜けた声と共に後ろから服の裾を引っ張られたので寸前で思いとどまった。

あぶなかった。

危うく罪を犯してしまうところだった。

落ち着け。落ち着くんだ。

深呼吸するのよミャーコ。


呼び名が似合わな過ぎて冷静になった。


「……起きた?」


深呼吸ののち、振り返りざまにそう言いながら、あたしの(じゃないけど)服の裾を引っ張っている我が後輩を見下ろす。

我が後輩春人はかなり重たそうな瞼をかなりのスローペースで瞬きさせていた。

ここだけ時間がゆっくり過ぎているような錯覚を起こしそうだけど幻想です。

そしてこれまたゆるーっと首を縦に振る春人のせいで再び錯覚を起こしそうになるので、まずはそのふざけた幻想をなんでもないです。


「ごめんコイツのせいで起こしちゃって。」

「なんで俺。」

「どう考えてもお前だろ。」

「はいはい。」

「土下座しろとまでは言わないから逆立ちしろ。」

「ミャーコ、難易度上がってる。」


元凶に諭されてまことに憤慨である。