「…あー、うん。あたしもそろそろ寝る」
脳内をぐるんぐるん回っていやがります“未来得だろJK”の言葉をグシャァッ!と捻り潰してからノアの質問に答える。
そしたら「ふぅん」とかいう果てしなく“どうでもいい”って感じの返事がきたのでイラッとしました。
「それだけかよ。」
「不満かよ。」
「わざわざ聞くからなんか用があんのかと思ったんだよ。」
「あんたに用とかあるわけないし。」
「寝るならさっさと寝ればいいよ。」と付け足して回れ右したアンドロイド男子を満面の笑みでシバき倒したいなう。in 桜井家。
とりあえずこのイラッと感はソファを殴って抑えることにして、リビングを出ていくノアの後を追った。
春人(しかも爆睡の状態)を抱えたままフツーに階段を上るノア。
あたしは後ろを上っているので、春人の顔が微かに見える。
さらっさらの前髪が邪魔すぎてよく見えないけど相変わらず健やかな寝顔である。
ここまで目を覚まさないとホントに生きてるのかさえ疑わしいところだ。
もし春人死んでたらどうしよう。
これマジでドッペルゲンガー的な話にならないか。
もう一人の自分に出会ってしまったがために自分が死ぬ運命になってしまったみたいな。
しかもその死体をもう一人の自分が運んでるんだぜ…。
なにそれこわい…。


