充電終わったらキスしよう





と、まあそんなことはいいとして。


「どうしたんだい春人クン」


何故か悔しそうというかムッとしてると言うかとりあえず機嫌がいいとは言えない表情を浮かべてあたしを見てる春人にそう問いかける。

すると春人は、表情とピッタリの声色で。


「……なんでフツーに着れてるんですか…」

「えなにが」

「服です…」

「服?…あ、これね」


あたしが着ている服のことを言っているんだなと理解して、それを示すために服の裾をつまんでみせる。

なるほど、言いたいこと把握した。


「しょーがないじゃん、着れるんだから」

「でもそれ俺の服ですよ!」

「うん、知ってる」

「なんでそんなちゃんと着れてるんですかー!」

「そんなこと言われても着れるモンは着れるし」

「……っていうか、中学の頃から絶対着れてましたよね先輩…」

「うん。だってあたしとお前の服のサイズ同じだし」

「先輩、もうちょっと縮んでくださいよ!」

「お前はなんだあたしを伸び縮みする未確認生物とでも思っているのか残念だったな一般ピーポーだ。」