充電終わったらキスしよう





「……ノア?」

「そう。開発コード:N-0Rh=ノア」


なにそれかっこいい。


「じゃ、ノアって呼ぶから」

「呼ばなくていいから」

「だが断る。」


腕組みしたままペッと吐き捨てるように言ったら、ヤツはワザとらしいため息つきやがった。

なんでここまで嫌われなきゃなんないんだって話だよ。

こっちは何もしてないはずなのにここまで嫌われる筋合いないっつーの。

まあそういう設定になっちゃってるっぽいからしょうがないんだろうけどね。

ミャーコちゃんはちょっとツライっすよって自分で言ってみて気持ち悪くなったよ。

吐いたところで胃液しか出ませんがね。


っつーかあたしお昼なんも食ってねーじゃん。

そりゃ腹も減るわ。

と、話とかもろもろが一段落したところで気が抜けたのかなんなのか、あたしの腹の虫が盛大に鳴きました。

ぐぅーぎゅるぎゅるぎゅるっとー。


「……ミャーコってホントに女子なの」

「黙らっしゃい。」