遥か彼方の空

冷鬼は何か少し考えた後

「……本当はお前を連れていくつもりだったんだけどなぁ~……しょうがねぇ、俺も壬生浪士組に入る」

と言ったが、沖田がいきなり怒鳴った。

「何を言ってるんですか!?あなた……刹那を何処に連れていこうとしてたんですか?あなたは……

長州の者についている。

違いますか?」

冷鬼は単純に驚いた。恐れるべき沖田の観察力と推理力に……。

まさにその通りだったからだ。

しかし、今ばれるわけにはいかない。今回の任務は此処に入る事だからだ。

「ちげぇよ。俺は魁を連れて元の居場所に戻ろうとしただけだぜ?」

冷鬼は鋭い目を沖田に向けながら言った。

「第一……俺が此処に入れば、お前らにとっても損はないと思うけどなぁ?」

刹那は心配そうに冷鬼を見ている。沖田は何も言えなくなった。